お世話になっております。
「ペットっシッターってなに?」
「何をしてくれるの?」
というお客様もおられますね。
そのお気持ち、とてもわかります(笑)
そもそも私自身、そんな「オシゴト」があることを、数年前、テレビでたまたま見るまで知りませんでした。
自分も動物さんをいろいろと飼ってきましたが、私の育った文化にはそんな存在はなかったのです。
自分が留守するときは、家族か誰かしら知り合いに頼んでおりました。
朝の情報番組で、「ペットシッター」というお仕事をされている方の1日に密着しているコーナーがあって、各ご家庭を自転車で走り回りあらゆるペットさんに大歓迎されているお姿に、当時会社勤めをしていた私は
「へえええぇ、こんな仕事があるのかー。憧れるなー」
と素直に思いました。
子どもの頃、動物園の飼育係になりたかったくらいですしね。
で、意外と行動力と機動力がある?私は、その出演されていた方の所属する団体を調べ上げ、資格の取り方なども調べ、通える範囲の教育機関も2・3体験入学などして…
私は基本的にまったく楽観主義者ではないので
「この仕事一本でやっていける人ってごく一握りなんだろうな~」
と思いつつ、自分はたとえそのごく一握りになれなくても、ほんの少しでもご依頼があったら、その1回1回に対して、私ができる限りのことをしよう、『動物さん大好きだから』、という気持ちで資格を取り、現在に至ります(笑)。
(なのでお世話させていただく1回1回が、ただただ嬉しかったりします。)
さて、「ペットシッター」というのは何をしてくれるのかというと、
ご自宅で飼われている猫ちゃん、わんちゃん、ウサギさん、モルモットさん、ハムスターさん、小鳥さん、カメさん…とにかくいまやいろんな動物さんを飼われている方がいると思いますが(ご依頼が一番多いのはねこちゃん、次がわんちゃんですかね)
その動物さんのお世話を、飼い主さんができない状態になったとき
(ご旅行やお仕事、入院やその他、ご事情はなんでも)
飼い主さんに、事前に鍵をお預かりして、お宅にうかがって、詳細に教えていただいておいた「いつも通りのお世話」を、飼い主さんの代わりにさせていただく…という感じです。
ペットホテルはペットさんにホテルに移動していただきお世話してもらいますが
ペットシッターの場合はお世話する人間がお宅様にうかがう、という感じですかね。
ベビーシッターのペット版とも言えますかね。
国民性もあるかもしれませんが、見ず知らずの他人に留守宅に上がられることや、他人に鍵を預けることに対して警戒心・抵抗感を持つのは当然だと思います。
ペットシッターの側も、密室での作業ですから、疑いをかけられた時点で活動・存続できなくなりますので、まともなら、そういうことにはむしろ過敏なくらいです。
とはいえそのシッターさん(人間)を信用できるまではやはり気になりますよね。(私ならなります(笑))
ペットに対する考え方も、飼い主様によって実に様々です。
それぞれの方に合わせた対応を心がけています。
そのご家庭のペットさんは、その飼い主さんに大切にされるのが一番なので、私はあくまで「できないときの代打」として、飼い主さんとペットさんがつちかってきたやり方を尊重しながら『ベストを尽くす』
、という感じでしょうか。
具体的には何をしているかというと
ゴハン・お水のお世話、おトイレのお世話、ペットさんのお部屋のお掃除、遊び相手、あんま奴隷(←造語)、お散歩…などです。
とにかく動物さんは、食べることと出すことが基本ですよね。
それができない…となったら一大事なので、ゴハン・お水・トイレは最重要ですかな。
そのための適度な運動も大事。あとは適切な室温、清潔さ、も大事。
ペットさんにとっての居心地の良さ、気持ちよさ、楽しさ、いつも通りの安心感、なども大事ですね。
健康第一、安全第一に過ごす。
そのために、いつも飼い主さんが普通にされていることを教えていただき、
代わりにさせていただいております。
どうぞよろしくお願い致します。